【今日は何の日】1911年8月22日 『モナ・リザ』盗難事件

主の御名をあがめます。

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◆1911年8月22日 『モナ・リザ』盗難事件

1911年の今日、ルーブル美術館からかの有名な『モナ・リザ』が盗まれました。犯人はビンセンツォ・ペルージャという泥棒だったのですが、なかなか捕まらず、代わりに詩人アポリネールと、これまた有名なピカソが共犯として冤罪(えんざい)で逮捕され、一週間ほど投獄されてしまいました。アポリネールが犯人と疑われた理由の一つには、彼が「モナ・リザなんて燃やしてしまえ」とちょっと過激な発言をしたことがあった、というのがあるとかないとか。

画像:wikicommons

「燃やしてしまえ」といえば、イエス様の弟子で12使徒の一人である大ヤコブも、イエス様を歓迎しなかった村に腹を立てて「この村、焼いてしまえ」と暴言をはいてイエス様に怒られたことがありました。たとえ本気ではないとしても、暴言というのは身を滅ぼすもとになるものですから、気をつけなくてはいけませんね。

ちなみに真犯人のペルージャは、「自分が今、あの世界的名画を持っているのだ」ということを、誰かに話したくてたまらなくなり、知り合いの画商に連絡してしまったことがきっかけになって逮捕されたんだそうです。

さらにちなみに、2004年の同じ日に、ムンク美術館から有名な「叫び」が盗まれています。8月22日、なんだかいわくつきの日ですから、特に美術関係者の方は今日一日、気をつけてくださいね。

それではまた明日。
主にありて。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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