今日8月18日は米国の首都ワシントンンD.C.に桜を寄贈した日です。日本の桜をポトマック川沿いに植えようという米国側の計画を知った当時の東京市長・尾崎行雄が1909年のこの日、ソメイヨシノ2000本を贈ることを決めました。尾崎には、先の日露戦争の講和の際に米国が助力してくれたことへの謝意もあったといいます。
尾崎は、日本での当選回数や議員勤続年数、高齢議員記録を持っており、「憲政の神様」「議会政治の父」と呼ばれています。1875年のクリスマス、17歳の時に、英国聖公会のカナダ人宣教師で英語教師だったA・C・ショー(軽井沢ショー記念礼拝堂を設立した)から洗礼を受けました。慶応義塾構内で発足した聖アンデレ教会の教会員原簿の最初のページにその名が記されています。また、東京市長時代に再婚した英子(日英のハーフで英国名テオドラ)との結婚式も同教会で挙げました。ショーが来日後、慶應義塾の近くに滞在していたことから、塾長の福澤諭吉が子どもに英語を教えてほしいと、家庭教師として3年間雇われ、慶應義塾の英語教師もしていました。その中に尾崎もおり、ショーの司式する礼拝に出席していたのです。