1月1日の地震発生直後から、全国のさまざまな教派、団体による支援物資が寄せられ、臨時の拠点となっていた聖書教会連盟内灘聖書教会(河北郡内灘町)では、駆け付けたスタッフらが情報を共有しつつ活動を展開した。集まったのは、これまでも九州キリスト災害支援センター(九キ災)を中心に、被災支援で協力してきたハンガーゼロ、プロテスタントの超教派宣教団体OM(Operation Mobilisation)、東海福音フェローシップ(TEF)、オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)、石巻クリスチャンセンター(ICC)、救世軍など。それぞれ役割を分担して、役場場や病院、避難所へ水、毛布、生活用品、生理用品などを届けた。
5日には、地域教会としてできることを祈りつつ、地元の支援拠点となる団体を発足。10日に名称を「能登地震キリスト災害支援会(通称=能登ヘルプ)」と決定し、代表に岡田仰(こう)氏(金沢独立キリスト教会牧師)、副代表に酒井信也氏(内灘聖書教会牧師)、蔦田崇志氏(インマヌエル福井キリスト教会牧師)を選出した。
ERST(カトリック中央協議会緊急対応支援チーム)の協力を得て活動してきたカトリック名古屋教区は、金沢教会(石川県金沢市)内にサポートセンターを立ち上げる運びとなった。名称は「のとサポートセンター」(1月20日に正式開設)。センタ―長に片岡義博氏(名古屋教区司祭)が就任し、 ERSTメンバー、その他ボランティアがスタッフとして活動するとしている。