日本伝道会議1年後に控えプレ東海フェス 「宣教協力」前進に期待

第7回日本伝道会議(JCE7)を1年後に控えた9月19日、「JCE一年前キックオフ大会・プレ東海フェスティバル」が長良川国際会議場(岐阜県岐阜市)で開催された(同大会実行委員会主催)。前半のセレブレーションではミュージックゲストにゴスフェス岐阜、Tom & Hiroco Kanematsu(トム兼松&兼松弘子)、Love Flow(岩田峰親&史子)、米田香氏が登場し、メッセージは川村真示氏(岐阜キリスト教会牧師)が担当。後半では「これからの宣教協力を考える」と題し、内山勝氏(インマヌエル名古屋キリスト教会牧師)がプレゼンターとして登壇した。

米田氏はプロピアニスト、賛美歌の演奏を通して教会を活気づけるとともに、賛美歌以外の演奏活動も行い教会に集っていない人々が教会に来るきっかけになるようと活動している。Love Flowは夫婦ゴスペルデュオ、本フェスティバルブルトでもThis is my father’s world(邦題:ここも神の御国なれば)を始め、様々な曲を披露した。Tom & Hiroco Kanematsuはギタリストのトム兼松とゴスペルシンガーの兼松弘子によるこちらも夫婦ゴスペルデュオ、一羽の雀などの賛美歌を披露した。ゴスフェス岐阜は主な三つの教会がゴスペルを通して宣教協力に取り組んでいるグループで2019年に10周年を迎えた。本フェスティバルではその中からPraise of Ozaki、ホープヒルゴスペルクワイア、岐阜瑞穂ゴスペルクワイア、合同クワイヤが登場し、それぞれの歌唱スタイルで聴衆とともに主を賛美した。

メッセージで川村氏はゴスフェス岐阜結成について、岐阜地域の特徴に触れながら互いの中にある堤防を乗り越えて一致しようとしたところから始まったと語る。ルカによる福音書9章49~50節から、「あなたがたに反対しない人は、あなたがたの味方です」というイエスの言葉こそ現代の教会に必要であるとし、「教会ではどうしても自分たちの立場を正当化してしまいがちだが、そこでこそ分断が発生し、堤防を築いてしまっている。しかしそのような時代であるからこそ、それぞれの教会は教団・教派を超えて一つの場所に集い、議論ではなく祈りあい、一致して社会に福音を宣べ伝えることが大切」と語った。

内山氏=写真上=はJCE7が東海地域を主会場とすることから、開催地委員会では単に打ち上げ花火的なイベントにするのではなく「神の国のインフルエンサーとなる」ことを掲げていると述べ、東海地域での宣教協力がさらに前進していくようにと期待を寄せた。またJCE7開催に際して東海地域ではS&L(地の塩・世の光)ネットワークを形成。諸教会の信徒の賜物を結び合わせるようにと、登録された個人のデータからテーマ別で交流の機会をつくり、地域で協力して楽しく愛を実践すること、また地域の方々との自然な交流への発展を目的としている。

終了後は、翌20日にかけて宣教フォーラムが開催され、JCE6のプロジェクトから「痛みを担い合う教会」(新田栄一)、「開拓伝道・教会増殖」(播 義也)、「ビジネス宣教協力の次世代構想」(青木 勝)、「日本社会と宣教」(井上貴詞)、「ファミリーミニストリー」(水谷 潔)、「ディアスポラ宣教協力」(鎌田泰行)、「聖書信仰の成熟をめざして」(赤坂 泉)についての報告がなされた(丸カッコ内は報告者)ほか、「これからの宣教協力を考える『在日外国語教会との協力』」と題して、服部真光氏(大治福音自由教会牧師)が発題した。

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