米宗教環境団体 「日本・気候正義のための宗教間会議」をオンラインで開催

 日本の宗教団体が気候変動の脅威に対する認識を高め、精神的な知恵と価値観を反映した気候変動対策を人々に呼びかける取組みを推進しようと、米国の宗教間環境団体「GreenFaith」(エグゼクティブ・ディレクター=米聖公会フレッチャー・ハーパー牧師)は4月21日、オンラインで「日本・気候正義のための宗教間会議」を開催した。世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会、創価学会インターナショナル、気候ネットワークの共催で、国際環境NGO「Friends of the Earth Japan」と国際環境NGO「350 Japan」が賛同した。

 登壇したのは、飯田真弓(地球環境研究戦略機関=IGES=ビジネスタスクフォース部門)、江守正多(国立環境研究所地球システム領域副領域長)、桃井貴子(気候ネットワーク東京事務所長)、室橋祐貴(日本若者協議会代表理事)、田中庸仁(真生会会長、WCRP日本委員会気候危機タスクフォース責任者)、三宅善信(金光教春日丘教会教会長、WCRP日本委員会理事)、八坂憧憲(中山身語正宗本部長、WCRP日本委員会気候危機タスクフォースメンバー)、小林隆真(比叡山延暦寺僧侶、WCRP日本青年部会幹事)の各氏。

 インドネシア・インドラマユから日本支援の石炭火力発電所に反対する農民たちや、仏教、神道、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、その他の宗教団体の代表者も参加した。

 日本のキリスト教からは、カトリック新潟教区司教の成井大介氏が、教皇フランシスコの『回勅 ラウダート・シ――ともに暮らす家を大切に』を引用しつつ、「すべてのいのちあるものを守るキリスト者の祈り」を読み上げて閉会の祈りをささげた。

 「GreenFaith」は、これからも日本での活動を続けていくという。

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