10月にハイチで人質になったアメリカとカナダの宣教師ら17人の解放を安全に行うため身代金が支払われたことが明らかになった。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
生後8カ月の乳児を含む一行は、首都ポルトープランスで「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」が支援する孤児院を訪問した後に誘拐された。宣教団のうち2人は11月に、他の3人は12月初旬に解放された。
12月15日、最後の12人は月明かりを頼りに脱出。彼らは後に記者会見を開き、自分たちの試練について、どのように祈り、歩むべき方向を示してもらったかを説明した。武装集団「400マオゾ」は、1人あたり100万ドルの身代金を支払われなければ宣教師たちを殺すと脅していた。
宣教師レイ・ノエッカー氏の妻と5人の子どもたちも人質に含まれていた。週の初めの祈祷会で、彼は身代金の合意について詳しく説明した。「私の理解では、身代金は、私の妻と息子ともう1人の女性が解放された日曜日の夜に支払われた。身代金契約は、宣教団全員に対するものだったが、ギャング団の中に分裂があり、その時点で全員を解放することはできなかった。だから、ギャングは妻ともう1人の女性の痛みや病状から、解放されることを拘束されていたグループに伝えた理由の一つだろう」
ノエッカー氏は身代金の合計額や誰が支払ったかについては明言しなかった。監禁の間、「クリスチャン・エイド・ミニストリー」は世界中の支援者に絶えまない祈りをお願いしていた。
(翻訳協力=中山信之)