モスクワ発ロイター通信によると、ロシア正教会は7月5日、信者に対し新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否すれば生涯償う必要のある罪人になるとし、接種を強く呼び掛けた。
ロシアではコロナ感染が再拡大しており、5日には2万4353人の新規感染者が確認された。このうち6557人がモスクワで確認され、全土の累計は563万5294人となった。政府の専門チームによると、過去24時間のコロナ関連の死者は654人、累計は13万8579人となった。
ロシア正教会モスクワ教区の広報担当者は国営テレビに出演し、ワクチン接種拒否者は「生涯償う必要のある罪」を犯していると言明。「人々が聖職者を訪れ、自身や大切な人への接種を拒み、意に反して他者を死に追いやったと告白する場面を毎日見ている。罪とは他者でなく自分を思いやることだ」と述べた。(CJC)