るたー
おそらく神はさびしがりやじゃ。
ふむふむ。確かに聖書の一番初めには、すべてのものが神によって創られたように書いておる。光から始まり、空や星、植物や魚、動物や人間まで。そりゃあ神も忙しかったろう。七日目には休んだらしいからのぉ。じゃあ、なぜそこまでしてあらゆるものを創ろうと思ったのか? そこは神に聞かんと分からんことじゃが、わしは次のように思うとる。
聖書では神は「唯一」とある。じゃから、神は寂しかったんじゃないかのぉ。わしらもそうじゃが、誰でも一人がいいと思う時もあるが、やっぱり一人では寂しいと思うものじゃ。特に聖書では、別の個所で「神は愛なり」なんてことも書いておる。存在が「愛」というぐらいならば愛したいと思える対象が必要じゃ。
寂しがりやの神は、あらゆるものを愛したいと思ったんじゃろうの。そこで世界のあらゆるものも創られたし、わしもおぬしも生まれたということになるんじゃ。これは神にとってもHappy Birthdayじゃのう。