9月17日は松蔭女子学院の創立記念日

 

今日9月17日は松蔭女子学院の創立記念日です。1892年、英国国教会の宣教師H・J・フォスとH・M・バーケンヘッドが協力して、異人館の町、神戸市北野町に松蔭女学校を設立したのが始まりです。

松蔭中学・高校の正門(写真:Hasec)

松蔭のモットーは「一粒のからし種」。「神の国を何にたとえようか。どのようなたとえで示そうか。それは、からし種のようなものである。土に蒔くときには、地上のどんな種よりも小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る」(マルコ4:30〜32)という聖書の言葉に基づいています。

「松蔭」という名前は、最初に学校が建てられたところの西隣に「北野の三本松」(交通の要所の目印であり、憩いの場でしたが、今は生えていません)があったことに由来します。当時の宣教師は本国に次のような書簡を送りました。「松は非常に日本的な樹木であり、慎み深さと汚れなく生きることを意味します。その松の木蔭に乙女たちが住み、学んでいるという姿が、日本の人たちに伝えたい学校の理念です」

中学の制服姿(写真:松蔭中学校提供)

冬は紺に白い襟、夏は真っ白なワンピースというクラシックな制服は、神戸で絶大な人気を誇り、80年以上にわたって憧れの制服であり続けています。歴史が深いため、祖母や母親の代から松蔭に通っているという生徒も多いようです。当時の女学生の制服がほとんど和装だった中、先進性のある洋装の制服として注目の的でした。特にシルエットが美しい涼しげな夏服姿は、神戸の夏の風物詩となっています。また、同じ系列の神戸松蔭女子学院大学は1966年に設立されました。

 






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