1月30日「自己の問題」

アメリカは自己中心思考からの脱皮を明らかに必要としている。この事情を見て懸念を抱いている人々は、心理学、社会学、経済学、神学の診断項目を応用し、公共生活の腐敗とプライベート生活の解体の原因を人間自我に置いている。

わたしたちには自己の問題があり、その問題のため他の全てが上手く行っていない。アレクサンダー・ソルジェニーツィンが1978年にハーバード大学でアメリカに対して語られた、広く報道され有名な説教の中で、彼は次のように述べた。「わたしたちは政治や社会的な変革に余りにも多くの期待を託してきた。その結果、わたしたちの最も貴重な財産である精神的な生活が奪われていることに気づいている。それは東からはお祭り騒ぎの暴徒に踏みにじられ、西から商業の暴徒に踏みにじられている」、と。

ジャーナリストたちが報道しなかったことは― 専門家も誰一人として触れることすらしなかったことは― アレクサンダー・ソルジェニーツィンの心配に対して、実際には多くの人々が行動をとっていたことである。……その行動とは祈りである。

イエスは言われた。自分を救うことは全く助けにはならない。自己犠牲こそがその道であり、わたしの道であり、自分自身やあなたの真の自分を救うことである。人があなたが得たい全てを得ても、自分をなくしたら、何の意味があるのか?
― マルコによる福音書8章35、36節

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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