1月8日「コミュニケーション」

この世界では押しボタンで言葉を打ち消してしまう巨大な情報産業(コミュニケーション)がある。言葉はテレビ、ラジオ、電報、人工衛星、コンピューターケーブル、新聞、雑誌などを通して伝達される。しかし、その言葉は個人的なものではない。この巨大な情報産業に潜んでいるのは巨大な嘘である。もし、わたしたちが情報を向上させるならば、生活も改善されるだろう。それは今まで起こったこともなく、今後も起こらないだろう。わたしたちは多くの場合、ある人が「何か言わなければいけない」ということが分かると、その人を好きになるどころか、嫌いになってしまう。深く緊密に情報交換することが、多くの場合、国際関係を悪化させる。わたしたちは歴史的にも以前経験をしたことがない程に、国々や宗教としても深く知るようになっているのだが、一方、お互いの親交が薄まってきている感じがする。カウンセラーは夫婦が交わりを深くすることを学ぶ時に、それが和解に導くと同じほどに離婚になることも知っている。

口先だけの信心深い話はしないように。(神の)御言葉は単なる言葉ではないことを、あなたがたは知っている。それらが神聖な生き方を裏打ちしていなければ、魂の中に毒として蓄積して行く。
― テモテへの手紙(二)2章16~17節

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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