酪農学園大 韓国CCCの学生メンバーと新年礼拝

 

酪農学園大学(北海道江別市)は8日、韓国からCCC(キャンパス・クルセード・フォー・クライスト)のメンバーと日本同盟基督教団・文京台レインボー教会の金周煥(キム・ジュファン)牧師を迎え、黒澤記念講堂で今年最初の礼拝を行った。

同大では、地元の文京台レインボー教会を訪れるCCCの学生と10年以上にわたって交流を行ってきた。今回は韓国の忠南大学、ハンバツ大学、培材大学から18人の学生が同大の学生と共に礼拝を行った。

金周煥牧師(左)とユン・チャンジュンさん(写真:酪農学園大学提供)

同大准教授の髙橋優子さんが司式を務め、ハンバツ大学機械工学科2年のユン・チャンジュンさんが救いの証しをした。チャンジュンさんは7歳から教会に通っていたが、いつも思いどおりにいかず、未来に希望が持てなかった。しかし、大学に進学してCCCと出会い、自分が神様に受け入れられていることを知った。すると、これまでの自分が変えられ、明るい希望を持つことができるようになったという。

踊りを披露する韓国の学生メンバー(同)

CCCの学生メンバーによるオリジナルの寸劇も上演された。イエス・キリストに見いだされ、救われていく迷える小羊を、怒りや悲しみ、喜びといった人間が持つ感情によって表現した。続いて踊りや賛美なども披露された。礼拝終了後には、CCCのメンバーと同大の学生が講堂の2階に集まり、交流会が持たれた。金牧師の通訳で自己紹介をした後、それぞれが知っている言葉で語り合い、学生同士で交流を深めた。

礼拝の後に行われた交流会では、約20人の学生が参加した(同)

この日は特別プログラムによる礼拝が行われたが、同大では毎週火曜日の午前中に礼拝を行っている。1年生は年15回の礼拝への出席が必須。

酪農学園大学は、1933年に創設された北海道酪農義塾が始まり。足尾鉱毒事件の指導者だった田中正造の弟子、黒澤酉蔵(くろさわ・とりぞう、1885〜1982年)によって創設された。1905年に北海道に渡り、「日本酪農の父」「北海道開拓の父」と呼ばれた黒澤は、09年に日本メソジスト札幌教会(日本基督教団・札幌教会)で受洗。25年、現在の雪印メグミルクを設立した。北海道酪農義塾は、酪農業者への教育のために始めたものだが、戦後、自身の信じるキリスト教と聖書を教育の柱とする「酪農学園」に組織改編。50年に初代学園長になり、酪農学園女子高等学校、酪農学園短期大学、酪農学園大学の校長や学長を務めた。同大は単独の私立大学として日本最大のキャンパスを持つ。

CCCは1951年、ビル・ブライトが米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で創設した大学生伝道団体。現在は190カ国以上で活動をし、日本では日本福音同盟の協力会員で、埼玉県所沢市に日本支部がある。

 






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