【ウクライナ侵攻】日本正教会が声明を発表

日本正教会(正式名:聖自治日本正教会)は10日、「愛と平和の希求」と題する声明文を発表し、あらゆる暴力行為と破壊に反対することを表明。ウクライナにおける紛争の一日も早い終結を願うと同時に、この紛争による全ての犠牲者と被災者を慮(おもんぱか)る祈祷を求めた。

「東方教会」「ギリシャ正教」とも呼ばれる正教会は、ローマ・カトリック教会やプロテスタント諸教会とは異なる伝統の中で、初代教会からの聖伝を確かに受け継いで今日に至っている。日本正教会は、19世紀後半、ロシア正教会の宣教師・聖ニコライによって日本に伝えられ、その後の設立につながった。東京大主教区(大主教座:東京)、東日本主教区(主教座:仙台市)、西日本主教区(主教座:京都市)の3主教区からなり、東京大主教座が同時に日本府主教座を兼ねている。信徒は1万人ほど。日本府主教座があるニコライ堂は、神田駿河台のシンボル的存在となっている。

日本正教会の歴史は、日露戦争やロシア革命、米ソの冷戦などと切り離すことができない。戦後は共産主義下に閉じ込められていたモスクワ総主教庁と事実上の断絶関係にあった。1970年にロシア正教会と和解したが、アメリカ・ロシア正教会がロシア正教会から独立して「独立教会」となるのに伴い、日本正教会も「自治教会」となった。首座主教たる府主教の承認をモスクワ総主教が行うほかは、国内教会の指導・管轄につき、完全な自律・自治を行っており、財政面でもロシア正教会から完全に独立している。

声明文は以下の通り。

 

 

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