卑劣な脅しにも屈しなかった純潔の守護聖人 〜聖アグネスの殉教〜

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◆1月21日 聖アグネスの記念日

聖アグネスは西暦291年に生まれ、304年に若くして殉教した女性で、カトリック教会では純潔や少女、夫婦の守護聖人とされています。

アグネスはキリスト教の大弾圧を行ったディオクレティアヌス帝の治世に、クリスチャンの両親から生まれ、クリスチャンとして育ちました。非常に美しい少女だったので、年頃になるとあちこちから求婚されました。中でもローマの長官からの「うちの息子と結婚しろ」という圧力は強力でしたが、アグネスは「私はすでにキリストと結婚している」と心に決めて断り続けました。

するとその長官は彼女がクリスチャンであることを告発しました。ディオクレティアヌス帝の治世下でのこの告発を受けることは、死を覚悟しなければならないほどのものでした。長官は卑劣にも「棄教してうちの息子の妻になるか、さもなければ売春宿に売るぞ」と脅しましたが、それでもアグネスは屈しませんでした。それで本当に売春宿に売られてしまいましたが、神様が彼女の髪を伸ばしてその身体を覆い隠したので、どの男たちも彼女に触れることはできませんでした。そしてついにアグネスは火刑に処されることになりましたが、ここでも神様の守りによって、炎が彼女を避けたと言われています。しかし、最終的には処刑人の剣によって彼女は殉教しました。

現在でもカトリック文化圏では広い崇敬を集めており、1月20日から1月21日にかけての夜「セント・アグネス・イブ」に夕食を食べずに眠ると、夢で将来の夫を見ることができるという伝承が伝えられたりしています。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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