主の御名をあがめます。
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◆紀元前539年10月17日 キュロス2世がバビロン入城
旧約聖書に描かれるイスラエルの民の最大の困難と言える出来事が、紀元前597年に起きた「バビロン捕囚」です。それまで「僕らは神様に守られた民だから大丈夫!」と、タカをくくっていたイスラエルの民でしたが、新バビロニアという国に攻められて都のエルサレムを占領され、バビロニアの首都バビロンに強制移住させられてしまいました。
その新バビロニアを攻め滅ぼしたのがアケメネス朝ペルシアのキュロス2世です。紀元前539年にバビロンを占領すると、翌年の紀元前538年に「キュロスの勅令」によって、イスラエルの民を開放しました。これによってイスラエルの民は史上最大とも言える困難の時代を終えました。
どんなに困難な時代も、やがていつか終わりが来ます。今だって僕たちは大変な時代を生きていますけれど、この困難もいずれ必ず終わりが来ます。やまない雨はないですし、終わらない困難もないんです。
それではまた明日。
主にありて。

MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。