主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
◆1571年9月29日 カラヴァッジョの誕生日
カラヴァッジョはルネサンス期の後、バロック期に活躍したイタリアの画家で、カトリック教会からの依頼で数多くのキリスト教絵画を残しました。『聖マタイの召命』や『キリストの埋葬』『エマオの晩餐』などが代表作です。

聖マタイの召命:wikicommons
・・・と言うと、敬虔で立派な人物であったかのようなイメージを持ってしまいがちですが、実像はちっともそうではなかったようで、絵を描いている期間以外は召使を引き連れて舞踏会や居酒屋を渡り歩き、ケンカ三昧、放蕩(ほうとう)三昧な生活をしていたようです。ケンカのせいで指名手配されて逃亡したり、大怪我を追ったりと、散々な生活のあげく、逃亡先で熱病にかかって死んでしまいました。38歳の短い生涯でした。
その後長い間、彼の作品は忘れ去られて評価もされませんでしたが、20世紀になってから再評価されてその価値が上がりました。
それではまた明日。
主にありて。

MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。