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◆7月25日 聖ヤコブの祭日
7月25日は主にカトリックの教会で、聖ヤコブの祭日とされています。このヤコブさんというのは、イエス様の12人の弟子の1人で、その中でも特にイエス様の側にいた3人の側近のうちの1人です。いつもイエス様の側にいたのでイエス様が起こした様々な奇跡の多くを目撃しています。12弟子の中にはもう一人、ヤコブという人がいたので区別するために、こちらのヤコブさんは「大ヤコブ」、あちらのヤコブさんは「小ヤコブ」と呼びます。

シベニクの聖ヤコブ大聖堂:写真AC
さて、イエス様の側近なのだから、きっとさぞ立派な人だったんだろうと思いきや、ヤコブさんは意外と気の荒い性格をしていたようです。あるとき、イエス様の一行がある村に入ろうとすると、村人に拒否されてしまいました。それで怒ったヤコブさんは言いました。「イエス様!こんな村、焼き払っちまいましょう!!」ヤコブさんは人一倍、声の大きいことでも有名でしたからこの暴言はきっと村じゅうに響き渡ったことでしょう。もちろん、イエス様は村を焼き払ったりせずに、ヤコブさんをみっちりと叱りました。村じゃなくてヤコブさんが炎上してしまったわけです。

画像:写真AC
そんなワイルドなヤコブさんですが、シンボルマークは「ホタテ貝」だそうです。え・・・ビーナスさんのあの絵と一緒・・・イメージが合わなすぎる・・・
外出自粛が求められる夏ですが、一度くらいホタテとかハマグリとかでバーベキューをしたいです。それではまた明日。

MARO 1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。 10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。
著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)2022年3月15日発売。