今日5月8日、ビートルズのラスト・アルバム「レット・イット・ビー」が英国でリリースされました。1970年のことで、13枚目のオリジナル・アルバムです。
アルバムのタイトルにもなったこの曲は、ポール・マッカートニーがビートルズの分裂を悲しんでいた時に、亡き母が「あるがままを、あるがままに(すべてを)受け入れるのです」とささやいたというのが本来の歌詞の意味です。
この「Mother Mary」を聖母マリアと解釈する人が多いのは、受胎告知の場面でマリアが言った「お言葉どおり、この身になりますように」(ルカ1:38)という聖句が、英語では「let it be to me according to your word」(English Standard Versionなど)とあるからです。
理不尽な状況の中でも、神様を信じてゆだねることが大切ですね。
カトリック八王子教会(東京都八王子市)会員。日本同盟基督教団・西大寺キリスト教会(岡山市)で受洗。1965年、兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒業。90年代、いのちのことば社で「いのちのことば」「百万人の福音」の編集責任者を務め、新教出版社を経て、雜賀編集工房として独立。