グレース宣教会長老牧師・堀内顕さん、天国歓送礼拝 ユーチューブでも配信

今月11日に慢性腎不全のため88歳で召天した、グレース宣教会創立長老牧師・堀内顕(ほりうち・あきら)さんの天国歓送礼拝が13日、20周年記念会堂・グレース大聖堂(大阪府八尾市)で行われた。この模様は、グレース宣教会のユーチューブチャンネルで14日午後2時から公開された。

堀内さんは、1932年山梨県生まれ。社会福祉法人キングスガーデン三重理事長、日本国際飢餓対策機構初代理事長などを歴任。神学博士。大阪府八尾市を中心にグレース宣教会の教会形成を進め、近畿放送伝道協力会の創設、大阪ケズィック・コンベンションの開催など、教会協力の推進に尽力した。グレース宣教会は、聖書を神の言葉として信じ、全人的な共生を実践する福音派のプロテスタント教会で、大阪府八尾市を中心に17の会堂がある。

天国歓送礼拝では、賛美歌の独唱、祈祷に続き、グレース宣教会の2人の会員と、妻の明子さんが、堀内さんの思い出を話した。明子さんは、開拓伝道での出来事や、日々の生活でのエピソードなどを語り、堀内さんの人柄を偲ばせた。「あなたの神、主は、あなたのただ中におられる。救いの勇士だ」(ゼファニア書/3章17節)という聖書の言葉に支えられ、最期の瞬間まで、二人で祈り合い、語り合い、ゆっくり過ごすことができたという。

「いつも神様がただ中にいてくださり、いつも助けられていたことを覚え、夫婦の間で感謝しながらお別れすることができました。長い間、助けていただき、そして多くのお祈りを本当にありがとうございます」

続いて、グレース宣教会代表牧師の藤﨑秀雄 (ふじさき・ひでお)さんが、「新しい出発」というテーマで、次の聖書箇所をとおして、メッセージした。

マルタはイエスに言った。「主よ、もしここにいてくださいましたら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。しかし、あなたが神にお願いすることは何でも、神はかなえてくださると、私は今でも承知しています」。イエスが、「あなたの兄弟は復活する」と言われると、マルタは、「終わりの日の復活の時に復活することは存じています」と言った。イエスは言われた。「私は復活であり、命である。私を信じる者は、死んでも生きる。生きていて私を信じる者は誰も、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシアであると私は信じています」。(ヨハネによる福音書/11章21~27節)

冒頭で、学生時代、堀内さんが、どのようにしてイエス・キリストを信じるようになったかが語られた。それは2つの出来事をとおしてで、一つは賀川豊彦の講演会に行き、そこで質問をした時に「聖書を100回読んで、もう一度来るように」と言われたこと。もう一つは、生前堀内さんがよく話していた「弁当事件」で、クリスチャンの同級生から、神様に感謝しないで食べることは人間のすることではないと教えられたことだ。

「誰でもキリストにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去り、まさに新しいものが生じたのです」(コリントの信徒への手紙二 /5章17節)を引用し、イエス・キリストを信じたことで、堀内さんは新しい命を得て、人生が大きく変えられたのだと話す。実際、イエス・キリストに突き動かされた堀内さんは、55年にわたって八尾で開拓伝道を行い、たくさんのキリストの弟子を生み出していった。

新しく生まれ変わった堀内さんに与えられた命とは、肉体が滅びても決してなくならない永遠の命。「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。御子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」(ヨハネによる福音書/ 3章 16節)を再び引用し、その永遠の命は、誰にでも与えられるものであると力を込め、参加者に次のように呼びかけた。

「イエス・キリストは、あなたのため十字架にかかり、あなたが新しく生き返るために身代わりとして神の裁きを受けられ、復活されました。このお方は、あなたを変え、救うことができます。『誰でも』です。まだイエス様を信じていない方、あやふやな信仰しか持っていない方のために祈ります。新しい人生をここから出発させてください」

その後、教会に寄せられた哀悼の紹介、頌栄を賛美したのち祝祷を持って式は終了した。葬儀委員会から、12日にもたれた「お別れ会」には400人近い参列者があったことが報告された。新型コロナウィルス収束後には、大きな記念会が開かれる予定だ。

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