大阪キリスト教書店、梅田茶屋町に移転オープン

 

大阪キリスト教書店が1日、日本聖公会・大阪聖パウロ教会のビルの1階(大阪市北区茶屋町2―30)に移転し、リニューアル・オープンした。

以前はJR大阪駅の桜橋改札口から南に徒歩10分程度の、広い通りから路地を入った少し分かりにくい場所にあるビルの2階だったが、今回移転したのは阪急梅田駅から東に徒歩5分くらいの人の往来も多い通りに面したところ。この教会ビルには、5階にキリスト者学生会関西地区事務所、3階に日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)関西事務局なども入っている。1階のスペースはもともと、教会の事務所として利用されていた。

店長の美田嘉信(みた・よしのぶ)さんは言う。

「以前から、コスト面など、さまざまな理由から移転先を探していました。この場所は梅田駅からも近く、人通りも多いので、『こんなところが書店だったらいいな』と思っていたところ、大阪聖パウロ教会のほうでも『この場所を活用したい』というお話があり、何度か協議を重ねて移転が実現しました」

新しい店舗はガラス張りで、店内の様子が外からもよく見え、入りやすい雰囲気だ。以前、店舗があった場所からは約1・5キロと近いこともあり、以前からの常連客も変わらずに足を運んでいるという。既存のポイントカードも、新店舗で引き続き利用できる。

以前と比べて縮小した敷地面積にどのように書籍を配置するか、美田さんは頭を悩ませながらも、新天地での文書伝道に意気込みを示す。

「書籍棚を減らすことにはなってしまいましたが、これからもカトリック・プロテスタント問わず、キリスト教書籍・用品を多数取り揃えてお待ちしています。キリスト教本屋大賞の受賞作品やクリスマスなど、イベントに関連した本も揃えているので、クリスチャンではない方にも気軽にご利用いただけたら」

大阪キリスト教書店は創業60年を超える老舗のキリスト教専門書店。営業時間は平日・土曜の午前9時半~午後6時半と、祝日は午前10時~午後5時。休業は日曜、夏季、年末年始。

大阪にはほかに、福音派の書籍を中心に取りそろえているいのちのことば社の直営店、オアシス梅田店(大阪市北区梅田1丁目2−2−200 大阪駅前第二ビル2階、前の大阪キリスト教書店に近い)、カトリックのサンパウロ大阪宣教センター(大阪市北区豊崎3-12-8 カトリック大阪梅田教会1階、梅田駅の北にある)、韓国のキリスト教書やディボーション誌「リビングライフ」も出版している日本ツラノ書院(大阪市中央区瓦町4-3-9 ユーロハイツ本町ビル2階、堂島川を越えて南にある)、そして堺市になるが、日本聖書協会直営店の「BIBLE HOUSE びぶろすの森」(旧・堺キリスト教書店、大阪府堺市北区東雲東町1-1-16)、古書店の「聖燈社 古書部」(堺市北区中長尾町2-1-18)がある。

河西 みのり

河西 みのり

主にカレーを食べています。

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