イタリア訪問のゼレンスキー大統領 フランシスコ教皇と会談

ウクライナのゼレンスキー大統領は5月13日、イタリアを訪問、バチカンでフランシスコ教皇と面会した。

メディア「CNN」日本語版が、バチカンによるとして報じるところでは、教皇とゼレンスキー氏は約40分間にわたってウクライナの人道、政治状況を語り合い、同国民への人道支援を続ける必要があるとの認識で一致。教皇は「平和への絶え間ない祈り」を約束した。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まってから、ゼレンスキー氏と教皇が会談したのは初めて。教皇は今まで、紛争終結への強い支持を表明してきた。

ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー氏はこれに先立ち、イタリアのマッタレッラ大統領と会談。「戦争とウクライナ勝利の重要性」について協議した。

教皇との会談後に同国のメローニ首相とも会談した。メローニ氏は「長時間に及んだ実りある会談」の中でウクライナへの揺るぎない支援と、同国と北大西洋条約機構(NATO)のパートナーシップへの支持を改めて表明したと述べた。

ゼレンスキー氏はイタリアのメディアとのインタビューで、ロシア軍への反転攻勢について問われ、「われわれは勝利を確認している。最初の重要な一歩はまもなくだ」と述べた。(CJC)

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