英国王の戴冠式 「忠誠の誓い」めぐり批判も

イギリス国王チャールズ3世の戴冠式で、一般市民も忠誠誓う機会が設けられることについて、カンタベリー大主教ジャスティン・ウェルビー氏は4月29日、国民が国王に忠誠を誓うかどうかは「命令ではない」「騒ぐような問題ではない」と述べた。君主制の廃止を求める市民団体からは「ナンセンス」だと批判が出ている。英メディア「BBC」が報じた。

伝統的には世襲貴族が新しい君主に忠誠を誓う「諸侯の称賛」と呼ばれたものの代わりに、今回は「人々の称賛」として、寺院内や中継で見ている全員が国王に忠誠を誓うことができる。しかし、君主制廃止を求める市民団体「リパブリック」のグレアム・スミス氏は、「民主主義においては、国民に忠誠を誓うべきは国家元首であって、その逆ではない」と述べた。(CJC)

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