「ミャンマーに人道支援保証を」 教皇が平和呼びかけ

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撮影=山名敏郎

教皇フランシスコは6月20日、バチカンで行われた正午の祈りの集いで、ミャンマーの人道的危機を訴えるとともに、同国に平和を呼びかけた。バチカン・ニュースが報じた。

ミャンマーでは、軍部によるクーデター後、衝突や弾圧を逃れた多くの市民が避難民となっている。先週、ミャンマー司教団が飢えに苦しむこれらの避難民への関心をアピールしたことに対し、教皇は司教らと声を合わせ、「人道支援回廊の保証を心から願う」と同時に、「教会、仏塔、僧院、モスク、寺院、そして病院と学校」が中立的な避難所として尊重されることを要望した。

教皇は、キリストの聖心がすべての人の心を動かし、ミャンマーに平和をもたらすことができるようにと祈った。また、この席で教皇は、同日、「インクルージョン」をテーマに、今年の国連の「世界難民の日」が記念されたことに言及、これを機会に、難民に心を開き、これらの人々と悲しみや喜びを分かち合い、彼らの勇気あるしなやかさに学ぶよう招いた。

そして、教皇は、「すべての人と一緒に、より人間的な共同体、ただ一つの大きな家族を育てよう」と呼びかけた。(CJC)

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