ポンペオ米国務長官が現職初のヨルダン川西岸地区訪問 2020年11月23日

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米メディアCNNがエルサレムから伝えたところでは、イスラエルを訪問中のポンペオ米国務長官は11月19日、エルサレムでイスラエルのネタニヤフ首相と会談、続いてヨルダン川西岸地区にあるユダヤ人入植地プサゴットを訪問した。プサゴットはエルサレムの約20キロ北に位置する。数キロ東には、パレスチナ自治政府が拠点とする都市ラマラがある。

現職の米国務長官による入植地訪問は初めて。西岸地区訪問は長年にわたる米国の外交政策の方針に反するものであり、国連安保理決議を無視する行為でもある、とCNN。

国務省は、イスラエルがヨルダン川西岸に建設しているユダヤ人入植地について「国際法に反していない」との立場を表明。その正当性はイスラエルの司法システムの判断にゆだねるとしている。

ポンペオ氏は19年11月18日、イスラエルがパレスチナ自治区ヨルダン川西岸に建設しているユダヤ人入植地は「国際法に反していない」と発言し、過去40年余りにわたる米政府の見解を覆している。

CNNは、今回の訪問が、現地のユダヤ人入植者やイスラエルの右派、キリスト教福音派の主張を強化する意味合いを持つと見ている。ポンペオ氏が2024年の大統領選への出馬を視野に入れているとすれば、こうした行動によってキリスト教福音派の支持を得ることは不可欠な戦略となる。(CJC)

United States Department of State – [1], パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=70332301による

 






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