11月30日 ヤコブの手紙5章15節

信仰に基づく祈りは、病人を救い、主がその人を起き上がらせてくださいます。
ヤコブの手紙5章15節(参照箇所同書5:13〜16)

 

この言葉の前には、「病気の人は、教会の長老を招いて、主の名によってオリーブ油を塗り、祈ってもらいなさい」(14節)とあるように、病者のためのいやしの祈りとして、病床で読まれることの多い聖句です。同時にこの祈りは死を前にした病人のための祈りとしても読まれる聖書の言葉でもあるのです。カトリック教会では、この御言葉に基づき癒しの秘跡が病床で執行されます。

病いからの回復のための祈りは、同時に死を受け入れるための祈りでもあることは、キリスト教会が、いやしを単純に病気回復とは考えていないことを意味するものです。いやしは、究極的な意味で、死から永遠の命へ移されることでもあるからです。それこそ永遠のいやしなのです。

この地上での生を終わるにあたって、この御言葉による祈りが捧げられ、聖餐の礼典を受けることは、信仰者にとって最も望ましい、この世との訣別の仕方です。できるならば、生前から死の時には牧師や神父を招き、この御言葉による祈りのうちに、聖礼典(秘跡)を受けることをあらかじめ願っておくことは、死の準備のため必要なことと思われます。

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