4月15日 使徒言行録6章2〜3節

わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。それで兄弟たち、あなたがたの中から、“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。
使徒言行録6章2〜3節(参考箇所同書6章1〜7節)

聖霊降臨の出来事を経て、使徒たちと彼らの仲間が増えるにしたがって、働きを分担する必要に迫られてきました。そこで彼らは「祈りと御言葉の奉仕に専念する」(4節)ために、「食事の世話をする」人たちを選ぶことにしたのです。そのために「“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人」が選ばれることとなりました。

ここでいう食事の世話とは、具体的な表現で実際に日々の食事について世話をする役目を負う人たちを意味したことでしょう。わたしたちは「食事の世話をする」などといえばだれでもできるような働きで、それに比べて「「祈りと御言葉の奉仕に専念する」となれば、より尊い働きであると受け止めがちです。しかし食事の世話をする人たちについて“霊”と知恵に満ちた評判の良い人」を選ぶとあるのに注目すべきです。教会の働きには、なにごとであれ信仰とふさわしい知恵を必要とします。どのような働きであっても、信仰的でなければならず、最善が求められます。

「食事の世話をする」ために選ばれたステファノ以下七人の働きは、やがて監督、教師、執事、長老などの職制に発展していくことを使徒書簡に見ることができます。

 






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