1月4日 その方は聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。 マタイ3章11節

イエスとはだれか

1月4日 その方は聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。 マタイ3章11節(参照箇所同書3章7〜12節)

この箇所はヨハネが代表する旧約の救いから、イエスによって始まった新約の救いへの転換であるとの意味をもつといわれます。それは人間を主体とする救いの世界が、神を主体とする救いへと変革したとでもいうべき出来事がイエスの洗礼によって起るとヨハネが証言しているのです。ひとりの篤信の信徒の方を思い出します。この方は若い頃結核を患い、長く結核病院に入院していた方です。その頃来日した宣教師が病院で集まりをもっていました。この方も出席をされていましたが、あるとき、その宣教師が洗礼を受けないかと勧めたのでした。この方は、「結構です」と断ったところ、宣教師は、これをOKと勘違いし、病床洗礼の準備を始めてしまったのです。この方は、その熱心な様子を見て、断るに断れず、とうとう病床洗礼を受ける羽目になってしまいました。しかしご当人は、その後退院し、あるキリスト教団体の要職につかれ熱心な信徒としてよい貢献をされました。これなどは、まことに人の主体性などどこかへ吹っ飛んでしまって、それこそ火と聖霊による洗礼であったといえましょう。

 






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