インドネシアのカトリック教会で自爆テロ 信徒ら20人が負傷

インドネシア中部スラウェシ島の最大都市・マカッサルのカトリック「カテドラル教会」で3月28日午前10時30分(日本時間午前11時30分)ごろ、爆発が発生した。復活祭前の聖週間の初日、「受難の主日(枝の主日)」にあたるこの日、教会にはミサのために多くの信者が集っていた。地元警察によると、当時、ちょうどミサを終えたところで、バイクに乗った2人が教会入口に近づき、警備員に制止された直後に爆発が起きたという。この爆発により容疑者2人が死亡、ミサに参加していた信徒や教会警備員ら20人が負傷した。

Suspected suicide bombers attack Indonesia church

当初、東南アジアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)や、東部インドネシアのムジャヒディン(MIT)の関与が疑われたが、28日夜、国家警察は「ジェマ・アンシャルット・ダウラ(JAD)」のメンバーによる犯行と発表した。インドネシアでは2018年5月にもジャワ島スラバヤの3カ所の教会で自爆テロが起きている。この時は9歳の児童を含む1家6人が自爆して死亡し、50人以上が死傷した。

今回の自爆テロを受け、ジョコ・ウィドド大統領は「テロリズム行為を強く非難する」と表明。教皇フランシスコは28日のミサでこの事件を取り上げ、犠牲者のために祈りを呼びかけた。

 






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