ブレナン・マニング著/日本聖書協会訳 ひと時の黙想 心の貧しい人とは(英隆一朗)【本のひろば.com】

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評者: 英隆一朗

心貧しい人に語りかける真実のメッセージ
〈評者〉英隆一朗


ひと時の黙想
心の貧しい人とは

ブレナン・マニング著
日本聖書協会訳
A6判変形・416頁・定価2200円・日本聖書協会
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 人の中には、強い人と弱い人の二種類の人がいる。強い人とは、信仰が深く、隣人愛を実践していて、さらに、人格的に立派で、人びとの模範になるような生き方をしている人だ。そういう人は言動一致しているので、語る言葉に説得力がある。それに対して、弱い人びとも教会の中にたくさんおられる。内面に葛藤をかかえ、実生活がうまくいかず、挫折と失敗の連続。それにもかかわらず、神に頼って、信仰を生きようとしている人だ。不思議なことに、言動の不一致にもかかわらず、弱い人の語る正直な言葉は胸に突き刺さるものがある。
この本の著者、ブレナン・マニングはまさに弱い人の典型である。彼の本の邦訳は初めてだが、アメリカ合衆国では、とても有名な霊的著作家の一人である。彼はカトリックのフランシスコ修道会に入会して、修道者となり司祭となった。ところが、アルコール依存症を患っており、生涯苦しんでいた。また、カトリック司祭を辞め、一人の女性と結婚する。しかしながら、離婚してしまう。カトリック教会から見て、還俗と離婚は落伍者の烙印が押されることだ。アルコールの過度の摂取が死因の一つと見られている。(つづきを「本のひろば」で見る

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