日本聖書協会(東京都中央区)は31日、「ウェブバイブル」の提供を開始した。スマートフォンやタブレット、パソコンで、いつでもどこでも「聖書協会共同訳」が読めるというもの。紙媒体の「聖書協会共同訳」が発売されて1年、礼拝やミサで聖書朗読のとき、スマホやタブレットで聖書箇所を表示させて読むことができるようになった。ぜひ2月2日の日曜日から試してみてはいかがだろうか。
ただし、利用のためにはインターネットに接続できる環境が必要で(たとえば、WiFiモデルのタブレットの場合、教会の無線LANにつなぐ必要がある)、ウェブブラウザのGoogle Chrome(グーグル・クローム)で利用できる。
ウェブバイブルは7日間、無料でプレミアム版を試すことができる。お試し期間終了後も継続して使用する場合は、利用料金を支払うことになる。支払いはPayPal(ペイパル)で行い、もしPayPalのアカウントを持っていなければ、ウェブアプリ上の「お申込みプラン」から開設できる。
無料お試しをするには、同協会ウェブバイブルのページにある「今すぐ7日間無料お試し」ボタンをクリック。
すると、申し込みページが出てくるので、必要事項を記入して「仮登録する」ボタンをクリック。
JBSサポートから「本登録の手続きを完了してください」といったメールが届いているので、その中のURLをクリックすると本登録が完了する。
「1 仮登録」「2 Eメール確認」「3 本登録」まで進んだ画面で「最初に戻る」ボタンをクリックすると、ウェブバイブルが使えるようになる。
「ウェブバイブル」にはベーシック版(利用料:年間500円+税)とプレミアム版(利用料:年間2000円+税、1年間のみの発売記念価格:年間1500円+税)がある。ベーシック版は「聖書協会共同訳」のみ、プレミアム版は「新共同訳」「口語訳」「ESV」「スタディ版傍注」も搭載されている。
ベーシック版で読めるのは『聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き』(ルビ、引照・注付き)で、書名や章節が簡単に選択でき、本文はルビと小見出しを表示する。また、記号や引照の数字をクリックすると引照・注も表示。1節ずつコピーすることも可能だ。検索機能を使って語句調べをするのも簡単で、序文や巻末付録(地図、用語解説など)も搭載されている。
プレミアム版で読めるのは『聖書 聖書協会共同訳 旧約聖書続編付き』(ルビ、引照・注付き)のほかに『聖書 新共同訳 旧約聖書続編付き』、『聖書 1954年、1955年改訳(口語訳)』、米国で最も用いられている『The Holy Bible, English Standard Version(ESV)』。またプレミアム版の「聖書協会共同訳」には『聖書スタディ版』の注がついており、節ごとに翻訳の比較も可能だ。
また、昨年12月から同協会のホームページで「聖書協会共同訳」の聖書本文検索ができるようになった。
キーワード検索で、たとえば「恋」で検索すると、7件の書名がヒットし、その書名をリンクすると、キーワードの含まれる聖句が5件表示される(新共同訳や口語訳を選択して検索することもできる)。
そのほか、詳細検索では書名・章・節から探すこともでき、聖句の箇所が分かっていれば、書名と章と節を入力するとピンポイントでその聖句が出てくる。それだけでなく、節を入力しなければ、その章全体の聖句を表示させることもできる。