今日9月12日はマラソンの日。ペルシア戦争の中で行われた「マラトンの戦い」が由来です。
紀元前450年のこの日、ギリシア・アテナイ軍は、マラトンに上陸したペルシア軍を撃退し、勝利しました。そのことをアテナイの元老に伝えるため、伝令に選ばれた兵士が完全武装のままマラトンからアテナイまで走り、アテナイの郊外で「我勝てり」と告げたあと、命尽きたといわれています。そして1896年、アテネ(アテナイ)で第1回オリンピックが開催されるにあたり、マラトンからアテネの競技場までの競走が加えられたことがマラソンの始まりです。
勝利という「エウアンゲリオン」(良い知らせ、ευαγγέλιον)を伝えたこの言葉が、後に新約聖書(原典はギリシア語)で「福音」として使われるようになりました。