11月8日「天使たちと動物たち」

 天使たちと動物たち ―― この両者を組み合わせることは素晴らしい。そうすることで、わたしたちは霊性と感性という二つの次元で認識を広げてくれる。

 動物たちの物語、ペット、写真、それらを観察することによって、わたしたちがほとんど気づいていない、自分たちの周りにある体の美しさと力強さの中へとより一層入り込むよう感性を広げてくれる。

 天使たちの物語、天使の手紙や書籍、ふとした折に天使が見えることによって、わたしたちのほとんどが気づいていない、自分たちの周りにある霊的な美しさと力強さの中へと、より一層深く入り込むように霊性を広げてくれる。

 以上のことは、ヨハネの黙示録において重要な意味を持つ。この書こそ、「感性と霊性」あるいは「動物たちと天使たち」つまり「イスラエルと教会」によって代表される人間の二つの側面が、神にささげられる賛美(ヨハネの黙示録4~5章)の内に統合される、そのような典型的な実例を、聖書の中に示すのである。わたしたち人間は「神の創造と救い」という神の壮大な御業に参与するために、「天使たちと動物たち」という両者の側からの助けを必要としている。
 

わたしは、天使の一群が王座と動物たちと長老たちの周りにいて、一万回も、一万人が千回、また千回、
また千回と歌を歌っているのを聞いた。……
 ―― ヨハネの黙示録5章11節

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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