出版社:キリスト新聞社
著者:深田未来生、木村利人
発行日:2021年12月
判型:四六
頁数:182
戦時中「小国民」として軍事教育と受け、戦後、価値観の大転換で、何も信じられなくなった「万年反抗期」のふたりが、どのように平和を愛する者に変わっていったのか。
幼少期を日本で過ごし、アメリカで教育を受け、帰国後、同志社大学神学部で教鞭を取り続けた深田未来生氏と、世界中を駆け巡り生命倫理の発展に努めた木村利人氏が、自身の人生を振り返りながら、未来へのメッセージを語る。
第一章 深田未来生のあゆみ
第二章 木村利人のあゆみ
第三章 対談
・僕たちは軍国少年だった
・エキュメニカル運動と日本の教会の諸課題
・平和を実現するために
第四章 <深田未来生> うまく生きるより、良く生きる
第五章 <木村利人> 「新憲法」の希望と光の中を生きる
深田未来生(ふかだ・みきお)
1933年アメリカ・カリフォルニア州で生まれる。4歳で帰国後、自由学園幼児生活団に入学し同校で高校1年まで学ぶ。その後、単身渡米し高校を卒業。1955年ベーカー大学在学中に召集令状を受け陸軍に入隊。訓練後、通訳として日本で勤務。除隊後、ボストン大学神学部(神学、社会倫理)、クレアモント神学大学院(実践神学)に学ぶ。1960年アメリカ合同メソジスト教会宣教師として夫婦で来日。西陣労働センター(現在、京都市民福祉センター)館長を勤め、同志社大学神学部で教育に携わる。同志社大学名誉教授。(牧会学博士)
木村利人(きむら・りひと)
1934年東京で生まれる。早稲田大学第一法学部卒、同大学院法学研究科博士課程修了後、チュラロンコン大学(タイ)、サイゴン大学(ベトナム)、ジュネーブ大学(スイス)などで教鞭をとり、世界教会協議会(WCC)エキュメニカル研究所副所長、ハーバード大学客員研究員、ジョージタウン大学ケネディ倫理研究所アジア研究部長、早稲田大学人間科学部教授、恵泉女学園大学学長などで研究、教育に携わる。日本生命倫理学会会長、厚生省厚生科学審議会委員、東京都病院倫理委員会委員長などを歴任。早稲田大学名誉教授。(博士・人間科学)
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