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アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史

¥1,760

アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史

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アメリカ映画とキリスト教 -120年の関係史

¥1,760

出版社:キリスト新聞社
著者:木谷佳楠
発行日:2016年12月
判型:A5
頁数:206

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あの名作映画に隠されていた、キリスト教の影響とは!? 佐藤優氏推薦!

自由・平等・民主主義が基本理念であるアメリカで製作される映画において、憲法修正第1条で守られた信教の自由、言論の自由は本当に有効なのであろうか。本書はこの問いを中心に、一般に「表現の自由」が守られていると見なされているアメリカ映画において、実はいかにきわめてキリスト教に近いアメリカ独自の宗教的価値観が影響力を及ぼし、映画表現のあり方をコントロールしてきたのかについて、映画とキリスト教の約120年における関係性を通史的に考察することで明らかにしようとするものである。(本書「はじめに」より)

「アメリカのキリスト教の性格について掘り下げた傑作だ。人工的なアメリカ社会では、アメリカ人という概念は自明でない。アメリカ人である(being)ということではなく、アメリカ人になる(becoming)という生成過程が終わることなく続いている。その過程にアメリカ型のキリスト教が組み入れられていることを木谷佳楠氏は、この作品の中で見事に描いている。映画に代表されるようなアメリカ文化の「原材料」を日本人の消費者ももっと認識する必要があると本書を読んで痛感した。」
推薦者 佐藤優(作家・元外務省主任分析官)

【本書で引用されている映画】
『オーバーアマガウの受難劇』
『イントレランス』
『キング・オブ・キングス』
『アメリカ・アメリカ』
『ベン・ハー』
『波止場』
『サイコ』
『地球が静止する日』
『パッション』など

【著者】木谷佳楠(きたに・かなん)
同志社大学神学部、同大学神学研究科博士課程修了。現在、同志社大学神学部助教。

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