出版社:キリスト新聞社
著者:藤原導夫、説教塾(編)
発行日:2012年6月
判型:A5
頁数:149
「説教は神の言葉である!」
日本の説教と説教学の分野において、少しでもそれらを学ぼうとするならば、加藤常昭という存在に否応なしに向き合わざるを得ない。本書は加藤常昭牧師の説教論をできるかぎり正確かつその特徴を捉え、実際の説教に役立てることを試みる。
【目次】
第一章 加藤常昭の説教論
Ⅰ 加藤説教論への手がかり
1 『説教』の出版
2 説教の本質と方法論
3 説教はサクラメンタルである
4 説教も表現である
5 教会論的視点
6 ヨーロッパ教会との交流
7 求道心
Ⅱ 説教は神の言葉である
1 神の言葉としての説教
2 神の臨在を担う言葉
3 神の行為と人の行為
4 聖書の伝える説教の追求
Ⅲ 説教はみ言葉が立体化する
1 説教者の課題
2 説教者の位置
3 立体化する聖書の言葉
Ⅳ 説教も表現である
1 「コトことば」
2 表現の重要視
3 自由の言葉
Ⅴ 説教は教会の言葉である
1 会衆と共に
2 慰めの共同体形成
3 神学する説教者
むすび
加藤常昭著訳編書一覧
第二章 加藤常昭の説教―その分析と批評―
「わたしたちの原点」ヨハネによる福音書第一章一九~三四節
分析と批評
むすび
第三章 『文学としての説教』に寄せて
Ⅰ 考究され続けているテーマ
1 説教の語り口
2 対話的論調
3 論述の骨子
Ⅱ 本書を読んで
1 「文学としての説教」と聖書
2 「フィクションとしての文学」と説教
3 説教の「主要パースペクティヴの一つ」として
むすび
第四章 加藤常昭との出会い―自伝的説教論―
とまどい
Ⅰ 模索
1 死ぬほど退屈な説教
2 帰納的説教
Ⅱ 聖書の真理の性格
1 出会いの真理
2 証言の言葉
Ⅲ 聖書の真理の性格と説教の響き
1 証言としての説教
2 聖書における「証し」
3 「私」と「私たち」
4 キリストは教会として存在する
感謝
付論 『出来事の言葉・説教』について
アドヴァイス
執筆事情
パースペクティヴ思考法
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