映画『パッション』の続編『パッション・オブ・ザ・キリスト 復活』の制作が順調に進んでいるようだ。2004年の大ヒット作の続編のロケハンをヨーロッパで行うメル・ギブソンが目撃された。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
プーリア州フィルムコミッションのディレクター、アントニオ・パレンテ氏は、ギブソンがマルタを視察した後、ジノサやアルタムーラなどの古代都市を含むイタリア南部のさまざまなロケ地を視察したと報告した。しかし、ギブソンの広報担当であるアラン・ニエロブ氏は、「我々が確認できるのは、最近ロケハンを行ったということだけ。現段階では、まだ多くを語ることはできません」と語った。
ギブソンは、『ブレイブハート』の脚本家であるランドール・ウォレス氏と、イエスの奇跡的な復活に焦点を当てた続編の脚本について、長年共同作業を進めていると伝えられている。
ギブソンは2023年、『復活』の脚本を2本書いたことを明かし、「1本は構成がしっかりしていて、非常に優れた脚本で、皆さんが期待するような内容。もう1本は、まるで幻覚剤を体験しているような内容です。他の領域や物事に入り込んでいくので。つまり、地獄にいて天使が落ちていくのを見ているようなものです。クレイジーですよ」と説明した。
2004年に公開されたオリジナル作品は、全世界で6億1200万ドルの興行収入を記録し、20年間R指定映画の最高興行収入記録を保持していた。商業的成功を収めたにもかかわらず、一部の批評家からは生々しい描写や反ユダヤ主義的傾向に対する懸念が示され、評価は分かれていた。
ジム・キャヴィーゼルは再びイエス役を演じる。続編が製作される場合、ギブソン監督の7作目となり、2025年1月24日に公開予定の『Flight Risk(原題)』に続く作品となる。
Georges Biard, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=50105629による