つかの間の命と永遠の命は取り替えられない

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◆1862年6月8日 日本二十六聖人の列聖日

日本二十六聖人とは、長崎のカトリック信徒、日本ではキリシタンと言われていた人たちで、豊臣秀吉の命令により1597年に磔(はりつけ)の刑に処されました。このことは宣教師たちの報告により日本国内よりもヨーロッパに広く伝えられ、1862年の6月8日に当時の教皇ピウス9世によって聖人とされました。26人のうち20人が日本人で、彼らが日本人として初めて教会に列聖された人となりました。

Ca’ Rezzonico – Martirio dei Francescani a Nagasaki (Inv.050) – Francesco Maffei

彼らの中の一人、ルドビゴ茨木はまだ12歳の少年でした。この処刑の責任者であった寺沢半三郎という人は、彼を処刑するのを不憫に思い「信仰を捨てれば命は助けてやる」と言いましたが、茨木少年は「つかの間の命と永遠の命を取り換えることはできません」と断り、処刑台へと向かいました。

処刑は西坂の丘というところで行われましたが、これはイエス・キリストが十字架につけられたゴルゴタの丘に地形が似ているということで処刑される彼らが自らその場所を望んだのだと言われています。処刑の日は混乱を避けるために周囲には外出禁止令が敷かれましたが処刑場には4000人もの群衆が集まりました。20人のうちの一人パウロ三木は十字架の上から彼らに信仰の正しさを語りかけたのだそうです。

それではまた明日。

 






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