「キリスト教=ヨーロッパの宗教」のイメージはこの人から?

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◆814年1月28日 カール大帝の没日

カール大帝(カール1世、シャルルマーニュ)は9世紀初頭のフランク王国の王で、その領土を現在のフランス近辺から西ヨーロッパのほぼ全土へと広げ「ヨーロッパの父」とまで呼ばれる人物です。

西暦ちょうど800年のクリスマスに、サン・ピエトロ大聖堂で皇帝としての戴冠を受けました。カールはこの日のクリスマスミサに出席するために11月からアルプスを越える行軍を行いました。皇帝となってからはヨーロッパの各地に教会や修道院を建て、三位一体の教義を広め、ヨーロッパを完全にキリスト教圏にしました。この功績から、後にカトリック教会から列聖されています。

キリスト教はもともと今で言えば中東のあたりで起こりましたから、決して「ヨーロッパの宗教」ではありません。聖書に出てくる人物も多くは黒や茶色の髪をしていて、いわゆる「ヨーロッパ人」ではありません。しかし現在の日本ではキリスト教はヨーロッパの宗教、あるいは白人の宗教である、というイメージを多くの人が持っています。それはこのカール大帝の業績によるところが大きいんです。

カール大帝は「平和なくして、神を喜ばせることはできない」「私の務めは聖なるキリストの教会をつくること」と言い、国を安定させた上でキリスト教を奨励し、それ以降のキリスト教文化の土台を作りました。

ちなみに、トランプの「K(キング)」のカードは4枚ありますが、そのうちのハートの「K」のモデルになったのはこのカール大帝だと言われています。トランプで遊ぶ際には思い出していただけると幸いです。

それではまた明日。

横坂剛比古(MARO)

横坂剛比古(MARO)

MARO  1979年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科、バークリー音楽大学CWP卒。 キリスト教会をはじめ、お寺や神社のサポートも行う宗教法人専門の行政書士。2020年7月よりクリスチャンプレスのディレクターに。  10万人以上のフォロワーがいるツイッターアカウント「上馬キリスト教会(@kamiumach)」の運営を行う「まじめ担当」。 著書に『聖書を読んだら哲学がわかった 〜キリスト教で解きあかす西洋哲学超入門〜』(日本実業出版)、『人生に悩んだから聖書に相談してみた』(KADOKAWA)、『キリスト教って、何なんだ?』(ダイヤモンド社)、『世界一ゆるい聖書入門』、『世界一ゆるい聖書教室』(「ふざけ担当」LEONとの共著、講談社)などがある。新著<a href="https://amzn.to/376F9aC">『ふっと心がラクになる 眠れぬ夜の聖書のことば』(大和書房)</a>2022年3月15日発売。

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