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◆12月23日 上皇陛下の誕生日
昭和から平成に御代が変わった時は、昭和の「天皇誕生日」の4月29日は「みどりの日(のちに昭和の日)」として、祝日のままとされました。また、現在の「文化の日」11月3日は、明治天皇の誕生日でした。明治と昭和の天皇誕生日は祝日のままで、大正と平成の天皇誕生日は平日とされたことになります。いろいろ事情はあるのでしょうが、なんだかちょっと不公平を感じる話でもあります。
しかし、大正天皇については、誕生日は祝日として保たれませんでしたが、崩御日の12月25日は1927年から1947年まで「先帝祭」として祝日とされていました。はい、たまたまですがクリスマスと同じ日なんです。祝日の意図は違うんですけど、偶然にもクリスマスの日が祝日となっていたんです。このことが、日本にクリスマスの風習が定着した一つの原因だとされています。大正天皇が別の日に崩御していたら、日本のクリスマスはずいぶん変わったものになっていたかもしれないんです。
天皇制とクリスマス、相反するように見える二つのキーワードですが、こんなつながりがあったりもするんです。
それではまた明日。