主の御名をあがめます。
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◆1254年9月15日 マルコ・ポーロの誕生日
『東方見聞録』で有名なマルコ・ポーロですが、彼が当方に旅立ったのはこんな理由からでした。ニコーロとマフィオという二人がが東方貿易に向かう途中で、あれやこれやとトラブルにあい、当時のモンゴル帝国の首都カラコルムに辿りつきました。フビライ・ハンは彼らに言いました。「キリスト教の聖職者100人か、ローマ教皇を連れてきてくれないか」。フビライはキリスト教圏を支配下におさめたいというよりは、純粋に異文化への興味でこの要求をしたようです。
さすがにローマ教皇をモンゴルまで連れて行くわけにはいきませんし、「聖職者100人」というのも無理がありました。しかしフビライの要求を無視するわけにも行かないので、ニコーロとマフィオは17歳のマルコ・ポーロと一緒に再度カラコルムに行きました。聖職者2人は連れて行きましたが、途中で逃げてしまったそうです。フビライはマルコ・ポーロをとても気に入り、外交官として17年間、仕えさせたそうです。この17年の間に各地を見て回った記録が『東方見聞録』になったというわけです。
それではまた明日。
主にありて。