主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
◆1270年8月25日 聖王ルイ(ルイ9世)が病没
ルイ9世は13世紀のフランス国王で、理想的なキリスト教王と評価される人物です。人格も高潔かつ敬虔(けいけん)で、フランス各地に救貧院を建て、自らそこで貧しい人たちに施しをしたり、足を洗ったりしたのだそうです。また、彼の治世で裁判制度が整備され、産業や芸術も大いに発展しました。
一方で軍事については苦手だったようで、第7〜8回と二度の十字軍遠征を行いましたが結果はさんざんな負け戦で、第8回目の遠征の時に陣中で病気にかかり、そのまま息を引き取りました。のちにカトリック教会から列聖されて聖人となり「聖王ルイ」または「聖ルイ」と呼ばれるようになりました。のちのフランス国王に「ルイ◯◯世」が多いのも、彼にあやかるためのようです。アメリカの地名、セントルイスは彼にちなんで命名されました。
人々が気軽に「神の名にかけて誓う」のを神に対する冒涜(ぼうとく)だとして非常に嫌い、禁止したそうです。聖書には確かにみだりに誓ってはならない、と書いてあります。なんだかやたらと「誓約書」を書かせたがる今の社会を見たら怒るんでしょうね。
それではまた明日。
主にありて。