主の御名をあがめます。
今日もクリスチャンプレスをご覧いただきありがとうございます。
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シクストゥス4世はルネサンスど真ん中の頃のローマ教皇で、先日からたびたびこのコーナーで触れているシスティーナ礼拝堂を建設した人です。「システィーナ」という名前はこの教皇の名からとられました。
ミケランジェロやボッティチェリなどの芸術家を招いて礼拝堂に芸術を残したのもこの方の功績です。この方がいなければルネサンスの錚々(そうそう)たる芸術の一角は生まれていなかったということになりますから、芸術史上ではとんでもない功績を残した教皇です。
しかし一方で政治的にはあまり活躍できなかったようで、死後に行われたコンクラーベでは選挙に参加した32人の枢機卿のうち、23人までもが彼が任命したメンバーだったにもかかわらず、選ばれたのは彼の政敵であったインノケンティウス8世でした。
それではまた明日。
主にありて。