米国メソジスト教会(UMC)が先月の総会でLGBTQ+聖職者と同性婚に関する制限を撤廃することを決議したことを受け、米国聖公会(ECUSA)は合同メソジスト教会との完全な交わりを目指す計画を復活させている。「プレミア・クリスチャン・ニュース」が報じた。
UMCの代議員は、「自認する実践的同性愛者」を牧師として任命することや、同性のカップルを結婚させることを数十年にわたり禁止してきたが、これを解除することを決議した。
先週、ECUSAの総会はUMCと「完全な交わりを目標に」「対話を続ける」ことを宣言し、UMCの規律書と社会原則の「歴史的かつ抜本的な変更」を「祝う」と誓った。
UMCの総会がコロナ禍で何度も延期された後、両教派の合同計画は2020年に一時中断されていた。
ECUSAは完全な交わりに関する投票に先立ち、教職がそれぞれの教派でどのように認められるか、また「教職者の秩序ある交換(UMCとECUSA間での)のための原則」をまとめた計画を作成するよう求めている。
決議では、完全な交わりとは「それぞれの教会共同体において、それぞれの統治原則に従って活動する教職者を共有し、交換すること」と説明している。「それは禁止されるものでなく、容認されるものであり、どちらの教派の礼拝、秩序、規律を変えるものでもない」
ECUSAはまた、米福音ルーテル教会やモラヴィア教会との合同も計画している。
(翻訳協力=中山信之)