今日7月23日はふみの日です。郵政省が1979年に制定しました。旧暦7月の別名「文月(ふみづき)」と「23(ふみ)」の語呂合わせです。
新約聖書では、27巻のうち21巻が手紙の形式を取っています(違うのは、冒頭4巻の福音書と「使徒言行録」、そして最後の「ヨハネの黙示録」)。
その中で使徒パウロが書いたとされる13の手紙が「パウロ書簡」と呼ばれます。宛先は、教会に宛てたもの9巻(ローマ、コリント2巻、ガラテヤ、エフェソ、フィリピ、コロサイ、テサロニケ2巻)と個人に宛てたもの4巻(テモテ2巻、テトス、フィレモン)で、その順番で並んでいます。年代順だと、「テサロニケの信徒への手紙第一」が最初期の手紙だといわれています。書簡の種類では、最初の4巻が「四大書簡」、次のエフェソ、フィリピ、コロサイとフィレモンが「獄中書簡」、残りのテモテとテトスが「牧会書簡」とされています。
「ヘブライの信徒への手紙」は、著者が書簡の中で明示されていないので分かりませんが、その思想はパウロに近いものの、文体などが違います。
その他に「公同書簡」(ヤコブ、ペトロ2巻、ヨハネ3巻、ユダ)があります。宛先が特定されてはおらず、その地域で回覧されていたことから、そう呼ばれました。
「あなたに書くことはまだいろいろありますが、インクとペンで書こうとは思いません。それよりも、近いうちにお目にかかって親しく話し合いたいものです」(3ヨハネ1:13)