今日2月20日は天正遣欧少年使節の船出の日です。1582年のことでした。
伊東マンショ、千々石(ちぢわ)ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノという中学生ぐらいの少年がヨーロッパ目指して旅立ち、2年半後、ポルトガルに到着。その翌年、ローマ教皇に謁見(えっけん)し、日本に帰国した8年後には20代の若者になっていました。以前はキリシタンは優遇されていましたが、帰国した時は豊臣秀吉がバテレン追放令を出した後で、聚楽第(じゅらくだい)に秀吉を訪ねるにもひと苦労したといいます。
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1585年3月、当時の教皇グレゴリウス13世が宣教派遣先の書かれた書面を少年使節に渡している場面を描いた絵(所蔵:グレゴリウス大学)