カトリック大分教区(教区長:浜口末男司教)は11日、「主日の公開ミサ中止措置の解除について」という文書を発表した。「これまで、長期にわたり、公開の主日のミサを原則中止としてきましたが、大分県、宮崎県の状況を考慮し、十分な感染予防対策を講じた上で、主日の公開ミサを原則中止する措置を解除することといたします」と通知した。
大分教区の管轄区域は大分県と宮崎県の2県で、新型コロナ・ウイルスの感染者は大分県で60人、宮崎県で17人確認されている(14日現在)。
那覇教区(教区長:ウェイン・バーント司教)は14日、「主日の公開ミサ再開について」という文書を発表し、「5月24日主の昇天の主日から主日も公開ミサを再開することとしました」と通知した。ただし、「(公開ミサ)休止以前と同様なかたちでミサを行うことは現時点ではできません。……各小教区の感染予防措置を講じたうえで段階的に再開してくださるようお願いします」と注意を呼びかけている。
那覇司教区は沖縄県を管轄区域としており、沖縄県の新型コロナ・ウイルス感染者は、4月23日には132人確認されていたが、5月14日現在、142人と、3週間で10人増に抑えられている。
福岡教区の教会は15日午後2時、医療従事者らに感謝とエールを届けるために鐘を打つ。新型コロナ・ウイルス感染症の終息宣言が出されるまで、毎週金曜日の同時刻、可能な地域で教会の鐘が町中に響き渡ることになる。信徒有志から申し出を受けて始められた。福岡市内では寺の鐘も同時刻に打ち鳴らされるという。
福岡教区は、福岡県、佐賀県、熊本県を管轄区域とし、福岡県で657人、熊本県で48人、佐賀県で46人、新型コロナ・ウイルスの感染者が確認されている(14日現在)。