7月8日「神の恵みによって」

 人生とは当てもなく暗中模索することではない。わたしたちは神に招かれている。「神の恵みによって」とは次のことを意味する。神がご自身の目的に最も相応しいのは誰かと見回すことを意味するのではない。よい仕事を彼らには出来ると神が確信して、この人々を選び出すという意味でもない。「神の恵みによって」とは、神は愛と御旨において驚くほど広い力を持っていることを意味する。それで、わたしたちを招く。それは、わたしたちのために「何か」を行うためだ。 ―― 神は何を行い給うのか。神はわたしたちに「何か」を与えようとしている。 ―― それは「恵み」である。

古い掟を守ることで、互いに喜び合う。そんな宗教に立ち戻れば、個人的なもの、自由なもの、そうしたものをすべてを捨て去ることになる。そうして捨て去られるものは、神との関係の内に得られたものだ。
あなたがたはそんなことが分からないのか?
そんなことは、わたしは拒否する。
神の恵みを捨てることを、わたしは拒絶する。
―― ガラテヤの信徒への手紙2章21節a

*引用される「聖書の言葉」はピーターソンさんの翻訳・翻案を訳したものです。

63db463dfd12d154ca717564出典:ユージン・H.ピーターソン『聖書に生きる366日 一日一章』(ヨベル)
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