飯吉規邦氏『尺八プレイズ』 ミクタムレコードから発売

尺八による黒人霊歌や賛美歌、民謡など全15曲を収録したCDアルバム『尺八プレイズ』が4月19日、ミクタムレコードより発売される。飯吉規邦氏(尺八)と吉田恵氏(ピアノ)による演奏で、ゴスペル専門レーベルである同社初の和楽器によるアルバムとなる。

飯吉氏は、幼少より父・正山氏から尺八の手ほどきを受け、後に宮田耕八朗氏に師事。高校からはチェロも始めた。しの笛・能管を2世藤舎名生氏に師事。オーストリア、ドイツ、米国などでも尺八を演奏してきた。現在、日本尺八連盟竹帥大師範。和洋楽器を用い、ソロやアンサンブルで幅広い演奏活動を行っている。

吉田氏は、桐朋学園大学、英国ロイヤルアカデミー大学院、ロンドン国際聖書学校卒。これまでにチェコフィルハーモニー六重奏団、ザグレブカルテット、ルーマニア国立交響楽団などと共演してきた。

アルバムには、神のつくった「自然」、「愛」、「恵み」に関する曲を中心に収録したという。飯吉氏は「神様に関連した曲というと讃美歌を想像しますが、神羅万象すべて神様のもとにあり、私たちはその恵みを受けていることを考えると、自然、親子の愛、などもすべて神様とつながっていると言ってもよいでしょう」「キリスト教信仰を持つ私の思いが、尺八という楽器とピアノの演奏を通して、皆様の心に安らぎを届けることができれば幸いです」とコメントしている。

CDは2750円(税込)。発売に先立ち、4月14日(金)午後7時半より紀尾井町サロンホール(東京都千代田区)でリリース記念コンサートが開催される。チケットは2500円(全席自由、定員70人)。チケットの予約はミクタムレコードのホームページ(https://michtam.com/events/index.php)より。問い合わせは同社(Tel 04-2941-6816)まで。

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