今日7月29日はゴッホの亡くなった日。37歳で拳銃自殺をしたといわれています。生前に売れた絵は1点だけでしたが、1987年、「ひまわり」が53億円で落札されたほか、「医師ガシェの肖像」「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」「アイリス」「ゴッホの自画像」など、それ以上の価格で売買されるようになりました。
祖父の代からオランダ改革派の牧師の家庭に生まれました。画商の店員をしているうちに、英国バプテストの大説教者チャールズ・スポルジョンの説教などに触れ、聖書を読みふけるようになり、20代で伝道者になりたいと願うようになりました。しかし、その過激で自罰的な信仰的行動は人々から受け入れられずに挫折。画家の道を目指すことになります。
聖書を題材にした分かりやすい宗教画はあまり描いていませんが、「善きサマリア人」(ドラクロワの模写)や「ラザロの復活」(レンブラントの模写)は死の年、「ピエタ」(ドラクロワの模写)や「天使の半身像」(個人蔵)は死の前年に描かれたものです。