60~70年代にソウルやリズム・アンド・ブルース歌手として活躍し、後に牧師とゴスペル・シンガーになったジョー・サイモンが12月13日、米イリノイ州シカゴ郊外の自宅で死去した。85歳。1936年生まれ。
ルイジアナ州シムズポートで生まれたサイモンは、父親のバプテスト教会で歌い始め、50年代後半に家族でカリフォルニア州リッチモンドに引っ越し、本格的にヴォーカリストとしてのキャリアをスタートした。
70年代からはソングライター、プロデューサーとして活躍したが、その後、自身の人生と音楽を信仰にささげ、牧師とゴスペル・シンガーになり、十分な教育やサービスを受けられない若者を支援する「ビショップ・ジョー・サイモン・ミニストリーズ」を立ち上げ、イリノイ州で伝道者として活動を始めた。
サイモンは1999年、リズム・アンド・ブルース財団から功績が認められ、「パイオニア・アワード」を受賞した。(CJC)